『幻の湖』がオススメ・レンタル可
「ほんとにいいと思ってる?」
“悪口はベストセラーになったものや、有名な賞を取ったものや、大スターの地位を獲得した人物についてのみ有効である。
これが鉄則だ。”
第4章で姫野さんのオススメをあげています。
・ダン・ゴードン「死んだふり」新潮文庫
・ナスターシャキンスキー主演では、
「テス」
「ホテルニューハンプシャー」
「殺したいほど愛されて」
「マリアの恋人」・橋本治を全部
「ナインティーズ」「二十世紀」・「月の輝く夜に」
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』も良かったです
☆特記
「幻の湖」はとてもDVD化されるとは思えませんでしたが、
dvd 化されましたよ。
映画好きの方と一緒に観るのが吉です。
レンタルも出来ます。
tsutaya では端末で検索できるし。店舗に在庫のないものは、店頭でリクエストして、他のところから取り寄せもできるようになりました。
楽天の単発レンタルも使いやすいと思います。
☆リクエストお取り寄せサービス – TSUTAYA online
http://www.tsutaya.co.jp/info/request/index.html
http://item.rental.rakuten.co.jp/dvd/p/1002662/%E5%B9%BB%E3%81%AE%E6%B9%96
『プリティ・ウーマン』が、イヤな映画でしかない12の理由
『プリティ・ウーマン』は、世間的には圧倒的な好評を得ている映画といえる。大ヒットしたし、ジュリア・ロバーツは賞も取った。
でも、私は「げんなりする映画だ。夢がない。」という印象でした。
姫野カオルコさんも、エッセイ集『ほんとにいいと思ってる?』P.17で
「それでもヴィヴィアンはイヤなんだけどなとつぶやく」
《禁忌を恐れず、自らの真実を求めよ。ヒメノ式エッセイ》
と書いていた角川文庫。
ここで、映画の感想をググると「ギア、かっこいい」、「現代のシンデレラストーリー。女性ならあこがれる」という感想ばっかり出てくる。
ええー?そんな映画だったかな? 先日TVでやったので、もう一回見てみました。
結果として、大絶賛されている映画 『 プリティ・ウーマン』 を悪く言っている部分もあるのですが、一人くらい《みんなの感想》に異をとなえても良いと思う。
●以下、【ネタバレ】ですが、
「『 プリティ・ウーマン』は、こんなことが、直接に描いてある映画だったよね」
ということを淡々と書いてみる。《みんな》が見た映画とは違うっぽいんだが?
(リチャード・ギアやジュリア・ロバーツが嫌いなわけではないですよ。)
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1.スポーツカーでギア登場!エンストしながら。←車の運転ヘタ(女はギアの車を軽々と運転して、道案内してみせる)
2.シャンパンにはイチゴが合うんだよ~。僕は飲めないけどね、←下戸
(#「車の運転がヘタで、酒が飲めない」は、非ハンサムガイの象徴だと思う。ボンド君とか参照)
3.常宿はホテルのペントハウス。ボクは高所恐怖症で窓際とか怖いんだけど、一番値段が高い部屋だから、ココがイイ! ←ダメな金持ち
4.女を買うことに。サービスは満点だ! <翌朝、《会食に女性の連れが必要だ》という電話が来る。そんなのは街娼の女でイイや---「長期契約」という展開になる。
ここの脚本は、「前日のうちに《会食に女性の連れが必要だ》と電話があって、じつは会食のために女を選んだのだった」でも良かったんじゃないの? ←娼婦として出会ったという意図的な設定
5.女、服を買いに行くが、街娼用の下品な・バカみたいな服で、下品な態度なので、ブティックでは相手にされず、怒る。服を買いに行く服がない!
(ホテルの支配人他が、ホテル内の店でなんとかしてくれる。ホテル内だけは理想郷設定なんだね)
6.女、今度はブティックでチヤホヤされる。同行した金持ちギアがいるから。ギアも、チヤホヤされる。
ピザが振る舞われ喜ぶ。 ←ピザかよ!(アメリカなら8ドルだってば!日本だったらカツ丼が出たみたいなもんだよね?)
7.相手にされなかった店員へ意趣返し。
「あんた歩合制?大物を逃がしたわね!」 ←チョー下品。“下町の知性”の見せ場なのに、がっかりだ。
8.食事のマナーを特訓したのに、会食では食べにくいものばっかり出てくる ←ギアはすまして見てるだけ。 <ゲストのお爺ちゃんが助けてくれる(手で持って食べてみせる)<良い金持ちだ
9.屋外パーティで女が受けがの良いを見て、 ギア は同僚に、「あいつ実は娼婦なんだぜ」とバラす。
#ここで一服。
# 女が「下品だけどキュート」に思える良いカットも、2つある。
#1.ジャグジーでギアを後ろからだきしめるところ。
#2.公園でピクニックのカット。「芝生に裸足は気持ちいいのよ」。
# ギアおずおずと 靴を脱いで、(ホントだ!)と笑う。
# <しかし次のカットでは、ギアは靴を履いてるけどな!<ダメだ・・・こいつ。なんにも変わっちゃいねえ。
※ このあと、仲良くなって、ケンカして、でも二人は結ばれました・・・という展開なんだけど、こういう話の定石なんで、べつにネタバレでは無いからね。
10.口と口のキス! 女はギアを好きになった---というカット。(「プロは、口と口のキスだけは、しないの」という伏線が、はじめの方であるのだ。)
しかし、ということは! 毎晩のようにイイ雰囲気になって、セックスしてたっぽいけれど、すべて、プロと客との行為だったのかー!ゲンナリだぜ。
11.ギアがチョー失礼な提案。女、怒って帰る。 ギアは女を忘れがたく思い、アパートへ迎えに行く。(お膳立ては、全てホテルの人々なんですよ)
で、「王子様が来たよ~」。 ギアからは「失礼な提案」について、反省も謝罪もコメントも無し。 でも、女は、あっさりと迎えいれる。金持ちって素敵! ←最初から最後まで《娼婦とその客》の話でしかない。げっそりだよ!
12.そうそう、ギアは、女の部屋の3階まで非常階段を上がろうとするのだが、高所恐怖症(3.が伏線)なもので、上がれなくて困った顔をする。しかたないので、女が下に降りてくる。<ダメだ・・・こいつ。なんにも変わっちゃいねえ--でEND。
こんな映画でした。
--- 以上、「ギア様すてきー」というエピソードは1つもない。 女だってずーっと「娼婦扱いされる娼婦」なんだよ?
なんで、「 《ヴィヴィアン 》に、なりたい」とか思うわけ?
《みんな》は、映画で明示してあることさえ、まったく見てないのだなーと思いました。
1990年度全米興行収入第1位。ロバーツは、この作品でゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。
コメディ部門だと。
脚本・演出など制作側の意図は明白なので、評判が良すぎて、監督は苦笑したのではないかな。
『プリティ・ウーマン』は、バブル期の調子に乗った男、女を皮肉り倒す企画だと思うのだが、ユーモアが足りないし、色々あった後も二人がダメなままなので、イヤな気持ちになりました、私。
上記ほほう、と思った方にヒメノ式エッセイが、お薦めです!!
(なつせ)
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